
HOME>AE計測サービス
御希望の対象設備のアコースティックエミッションを計測し、報告書を作成します。また、設備の健全性を評価するAE診断サービスも提供しています。下記に計測例を示しますが、その他、御希望の計測対象を計測させて頂きます。
計測サービス
各種材料試験においてAEを計測し、計測データを提出致します。御依頼があれば、結果の評価や、試験片の非破壊検査(超音波探傷検査、X線探傷検査、蛍光探傷等)も可能です。なお計測データは、EXCEL等で読み込み可能なテキストファイルで提出することも可能です。

疲労試験
引張圧縮疲労試験、内圧疲労試験、回転曲げ疲労試験、高温疲労試験、腐食疲労試験などにおいて試験中に生じる試験片の亀裂発生や亀裂進展を評価する。

高温、スクラッチ試験他
深絞り試験、スクラッチ試験、レーザーによる熱衝撃試験、腐食試験、扁平試験、押し広げ試験、つばだし試験、複合成形性試験などさまざまな試験に対応ができる。

引っ張り、圧縮試験
引っ張り試験、圧縮試験、せん断曲げ試験などにおいて、試験中に試験片の亀裂発生や亀裂進展を評価する。応力や変位信号(電圧信号)が出力されていれば、AEとの関係を評価できる。

摩擦摩耗試験
摩擦試験や摩耗試験における摩耗量あるいは摩擦係数を評価する。試験片はピンやプレートなど、特殊な場合を除き、な形状や大きさに大きな影響を受けないで計測できる。
AEによる設備診断
御希望の対象設備のアコースティックエミッションを計測し、報告書を作成致します。また、亀裂、摩耗、腐食、漏洩、放電、キャビテーションなどの設備の健全性を評価する診断サービスも提供しています。対象設備も軸受、減速機、シール等の回転体や配管、タンク、圧力容器等さまざまな設備の診断が可能です。下記にサービスの一例を示しますが、これら以外にもさまざまな計測、診断に対応致します。

タービン
タービンのブレードに異物が衝突して表面コーティングが損傷するとAEが発生する。また、ラビングが発生するとAEが発生する。発生したAEの特徴からブレードの損傷とラビングを評価する。

モーター
軸受のはく離、潤滑不良および電食を評価する。軸受から発生するAEには、特性周期と呼ばれる周期性がある。周期性によりノイズを弁別して、軸受の異常を評価する。

電動弁
電動弁のステムナットに摩耗が進行するとAEが発生し、摩耗量と発生したAEのエネルギーに相関がある。逆に、発生したエネルギー量からステムナットの摩耗量を評価できる。

ジャケット
ジャケットの溶接部に亀裂が進行するとAEが発生する。また、亀裂が存在すると亀裂の破面の摩擦等によりAEが発生する。AE発生の集中部とAEの特徴から健全性を評価する。

弁
弁に漏洩があるとAEが発生する。発生したAEの特徴から弁の漏洩の有無を判断できる。さらに、配管上に2ヶ所AEセンサを取り付けると漏洩の発生している弁を特定できる。<詳細情報>

PC鋼線(グラウト充てん量)
PC構造物において、PC上を伝搬する超音波の周波数の減衰はグラウトの充てん量により変化する。PC鋼線の端面から超音波を入射し、他端へ伝搬する超音波の周波数成分から充てん量を評価する。

床版
床版に亀裂が存在すると亀裂の破面の摩擦等によりAEが発生する。路面に重りで応力を負荷したり通過車両の応力変化で発生するAEの集中部とAEの特徴から健全性を評価する。

トンネル、斜面
斜面の崩壊や、トンネル壁面の亀裂進行を発生するAEの挙動から評価する。トンネルではコア―を採取して圧縮試験することで荷重履歴を推定することができる。<ト詳細情報><斜面詳細情報>

地下杭
杭の亀裂の有無をフーチング上から評価する。杭の上部で模擬AEを発生させて、杭中を伝搬して杭端で反射してくる伝搬波の特徴から杭の亀裂の有無と位置を評価する。

橋梁
橋梁の溶接部や、構成する部材の亀裂進展および亀裂の存在を評価する。単発的な検査だけでなく常時監視も可能で、橋梁の材質はコンクリートでも金属でも対応できる。

減速機(各種駆動装置、トランスミッション)
減速機を構成する軸受のはく離、潤滑不良の評価や歯車(ギヤー)の摩耗潤滑不良、入出力軸の亀裂進展の評価などをAEの位置標定技術を使用して判断する。<歯車詳細情報><軸受詳細情報>

ポンプ
種々のポンプの軸受のはく離、潤滑不良およびシール劣化を評価する。軸受から発生するAEには、特性周期と呼呼ぶ周期性がある。周期性よりノイズを弁別し軸受の異常を評価する。<詳細情報>

変圧器
変圧器の部分放電の発生を評価する。部分放電により発生するAEは、低周波数から1MHzを超える高周波数までの周波数成分を持つ。また放電量とAEのエネルギーに相関がある。<詳細情報>

エスカレーター、エレベーター
エスカレーター、エレベーターの軸受、歯車、スライド機構、ブレーキなどの駆動部の異常評価やロープの素線切れ(エレベーター)などを評価する。<ES詳細情報><EL詳細情報>

プレス機
プレス機のアームなどの構造部品の亀裂進展や、スライド部、軸受、歯車などの潤滑状態や異常進行を評価する。金型の異常も判断できる(別ページ製品検査を参照)

圧力容器(球形タンク、リアクタ、釜等)
圧力容器に亀裂が存在する場合、圧力容器に気体や水圧で応力を加えると亀裂の破面の摩擦等によりAEが発生する。AEの発生の集中部とAEの特徴から健全性を評価する。

タンク
タンクの底板に腐食が進行するとAEが発生する。発生したAEの特徴量と底板の健全性の関係はデータベースが確立されており、開放点検の必要性を判断することができる。<詳細情報>

配管
配管に腐食が発生するとAEが発生する。また漏洩(リーク)が発生するとAEが発生する。配管の離れた2ヶ所にAEセンサを設置しAE発生の集中部を評価して腐食や漏洩を評価する。<詳細情報>

2重配管
2重配管の内管にSCCなどによって亀裂が発生するとAEが発生し、外管との溶接部を伝搬して外管に到達する。このAEを検出することにより、内管の亀裂進展を評価する。

炉
炉に亀裂が存在する場合、炉に気体や水圧で応力を加えると亀裂の破面の摩擦等によりAEが発生する。AEの発生の集中部とAEの特徴から健全性を評価する。<詳細情報>
その他、新規の診断技術開発にも御協力させて頂きます。